2015年6月26日金曜日

小型サケ・マス流し網漁船出漁!



 ロシア200カイリ内で操業する小型サケ・マス流し網漁船が、6月25日、19隻一斉に根室花咲港を出漁しました。
 来年から、同海域での流し網漁禁止法案がロシアの国会で可決されており、来年以降の状況が不透明で、今年についても、漁獲量7割減など厳しい条件のもとで、中型船が出漁を断念。地元根室では、「このままでは地域が崩壊する」など悲痛な声が上がっています。

 ロシア側の強硬な態度の要因については、様々考えられますが、ウクライナ問題(ロシアへの経済制裁)に対するロシア側の日本への報復というのも、一因としてあると思います。特に安倍首相の“アメリカいいなり”の姿勢が、ロシアの感情を逆なでしたのではないでしょうか(もちろん、ウクライナに対するロシアの軍事行為を正当化するつもりはありませんが)。

 長い歴史を持つサケ・マス漁は、外貨獲得など、戦前の日本経済を支えてきた一つの柱とも言えます。また、日本の食文化にとっても重要な位置づけをもつものです。今後とも存続できるよう、全力で取り組むつもりです。

 いずれにしても、今回出漁された皆さんの、大漁と安全をお祈りいたします。